今まで、私がパレスチナの郵便局(ラーマッラーの郵便局が多い)で買った切手を、石けんキャンペーンでお分けします。パレスチナでは、1994年の自治政府発足以降、切手が発行されています。国際的にも認められていますので、その切手でパレスチナから日本にも郵便が届きます。切手愛好家の方によれば、日本でも買うことができるそうです。
これらの切手の中には、パレスチナの時々の状況が反映されているものもあります。
1999年には、ガザ国際空港(ヤセル・アラファト空港)の開港を祝う記念切手が発売されました。私は1999年3月にガザ空港からカイロまでパレスチナ・エアラインの飛行機に乗ったことがあります。当時も、空港からの出国をパレスチナ、イスラエルが2重に管理し、パレスチナ側が国境管理できたわけではなく、制空権を持っていたわけでもありません。また、財政的に借金までして空港を建設すべきだったのか、という批判もありました。しかし、いまや、滑走路はイスラエルの爆撃でぼこぼこにされ、空港は閉鎖されています。
2000年のミレニアムの際は、観光客を当て込んで、大量の記念切手(キリストの生誕や最後の晩餐の絵など)が作られました。しかし、9月末から第2次インティファーダが始まり、ミレニアムに観光客はほとんど来ませんでした。その後、数年間、パレスチナの郵便局ではミレニアム記念切手があふれていました。
この他、パレスチナの手仕事、ワシ、ユリなど10種類の切手ありますが、どれが届くかはお楽しみに!
DAM (Da Arabian MC's) 「デディケイション」
「すっごくいいよ」と評判を聞きながら、買い損ねていたDAMの2006年のアルバムを日本で買うことができました! 東金市(千葉)フェアトレードショップのルバーブさんがオフィス・サンビーニャから取り寄せたのを買ったのです。
DAMは『ぜいとぅーん』30号でも少し紹介した、リッダ(イスラエル内のパレスチナの村)出身のパレスチナの人気ラップグループ。今回のアルバム(3枚目)では、有名なパレスチナの歌(詩)を交えながらのラップ音楽で、かっこいい! 歌詞はパレスチナの状況や社会問題を織り込んだメッセージ性の強いものです。CDには歌詞のアラビア語と英語訳(一部)が付いています。