日本オリーブオイルソムリエ協会主催の国際コンペで銀賞を獲りました!

オリーブオイル 石けん サラダ オリーブオイル工場 オリーブの林

背景がわかる良質な商品をお届けします。

パレスチナ・オリーブでは、素材の質や効能はもちろん、
誰が、どんな状況で、どういう方法で作ったものなのかといった製造背景をクリアにしています。
だから安心。だから美味しい。だから、自信を持ってオススメできる商品ばかりです。

生産者パートナーと協力し、ともに生きる
誰もが大切にされる社会を作っていきます。

パレスチナ・オリーブは、パレスチナ北部のガリラヤ地方(1948年からイスラエル領)のオリーブオイルなどの食品、ヨルダン川西岸地区(パレスチナ自治区)ナーブルスのオリーブ石けん、ヨルダン川西岸地区(パレスチナ自治区)イドナ村の刺繍製品を扱っています。

実際に食べて使って納得したものを輸入し、現地を訪問・交流しながら活動しています。

イベント

『ぜいとぅーん』63号 ガリラヤのシンディアナ訪問

『ぜいとぅーん』63号 2018年2月28日発行

1月下旬にパレスチナの生産者を訪問しました。昨年9月に国立市でトーク&ライヴを企画してくださった二胡奏者の岩本薫美子さん・楽コーポレーションの岩本章弘さん・映像作家の山口勝則さんと、パレスチナを取材している写真家の高橋美香さんと一緒でした。個人の感想もこの通信の最後に載せています。

全体に大雨に降られ肌寒い日が多く、あちこちで心配され「寒いでしょう? ストーブ強くしようか?」と何度も聞かれました。建物が石造り(コンクリートブロック)で寒く感じるというのはありますが、日本のようにマイナス気温にはならないので「日本はもっと寒いから問題ないよ!!」と答えていました。

ガリラヤのシンディアナ

シンディアナの倉庫・事務所は、ナザレの中心部から車で20分ほどのコフル・カナ村にあります(聖書の「カナの奇跡」の場所です)。残念ながら、大雨で道がぬかるんでいたため、オリーブ林には行けませんでした。

作業チーム

ここ数年は作業チームのメンバーの出入りはありません。40歳台が多く、結婚・出産などの状況の変化がひと段落していることもあるし、いい職場だから長く働くというのもあります。作業チームのチーフのモナさんはシンディアナで働いて8年。モナさんも他6人もコフル・カナ村に住んでいる女性です。

彼女たちの主な仕事は、オリーブオイルやザアタルの瓶詰めです。パレスチナ・オリーブ向けに出荷するオリーブオイルは、外部検査の結果待ちでまだボトリングの前でした(毎シーズン検査に出しています)。訪問時は、オリーブオイルやザアタル、ハチミツなどのラベル貼りをしていました。

午前の小休憩の時間に一緒にお茶しました。小さなキッチンが付いていて、作業チームのみんながお茶休憩したりお昼ご飯を食べたりするスペースでのおしゃべりは、女子会っぽくて私もいつも楽しみな時間です。女性の場所だから男性は遠慮した方がいいかな、、、とも思いましたが、岩本さん、山口さんの男性二人も入れてくれました!

月曜〜木曜の8時〜16時までが仕事時間で、10時頃に約15分の朝食休憩、12時半頃に約45分の休憩。昼食は当番でつくって持ってきています。短い時間にご飯を食べてお茶(紅茶かアラブコーヒー)を飲んでおやつを食べます。

パレスチナはメインの食事が夕方に食べるお昼ご飯で、朝晩は軽く食べます(夕ご飯は21時頃)。また、基本的にパレスチナの学校は給食はなく、家に帰ってからご飯を食べます(難民キャンプでは午前・午後の二部制の学校も多い)。

ビジターセンター

シンディアナの倉庫・事務所の上にあるビジターセンター。「商品販売+オリーブオイルのテイスティング+お昼ご飯+シンディアナの活動紹介+ワークショップ」などがセットで体験できるセンターです。ナザレやコフル・カナへ観光・巡礼に来る人たちにビジターセンターに寄ってもらえるように旅行会社や村の観光協会に働きかけています。

カナの奇跡の教会からシンディアナの倉庫までは歩いても15分ほど、観光バスなら5分くらいです。一般的に、ツアーでナザレやカナに来る観光・巡礼客は教会に行くだけで、町や村を歩いたり、ご飯を食べたり、泊まっていったりはしません。滞在するのはユダヤ人側の町なのです。ナザレの受胎告知教会のすぐ隣、中心部の市場の人も「観光客はこっちには全然来ない」と言っていました。

センターの運営スタッフにはアサルさんと主に料理担当のウーラーさんが新しく加わっていました。料理セミナーも始めたそうです。パレスチナの伝統的な料理のマクルーベやムジャッダラ(レンズ豆ご飯)だけでなく、レパートリーを増やす、ザクロの実をサラダに和えるなどちょっとおしゃれな工夫をこらすなど。訪問のたびに何か新しい活動を目にします。

アーモンド工場

シンディアナの紹介で、ウンム・ル・ファヘム村近郊にあるアーモンド工場を訪問し、工場主のワーエル・タラースさんに話を伺いました。ウンム・ル・ファヘム村と近郊の農家さんからアーモンドを買い入れ、加工・出荷しています。

パレスチナ・オリーブが販売してきたアーモンドの品種は「ウンム・ル・ファヘム」です。形が大きくさっぱりとした味ですが、なんと、ワーエルさんのお祖父さんが開発した品種なのだそうです。ウンム・ル・ファヘムは、ワディ・アーラ地方の村の名前です。ガリラヤ地方の南で、ヨルダン川西岸地区と接している地域にあり、人口は約7万人でイスラエル内で最大規模のパレスチナの「村」です。

ワーエルさんはもともとウンム・ル・ファヘム村で小さな加工場を営んでいましたが、1年前に郊外に移転しました。近代的で清潔な大きな工場で、室温だけでなく湿度など全てコンピューター管理されています。メインの作業場と倉庫で日本の学校の体育館くらいの広さでした。いくつかの大型機械でアーモンドスライスに加工、袋詰めしていました。約40人が働いていますが、みなウンム・ル・ファヘム村の住民で工場のバスで通勤しています。

さらに、ヨルダン川西岸地区北部の町、ジェニンにも外殻剥きのアーモンド工場を持ち、100~150人を雇用しているそうです。ウンム・ル・ファヘムからジェニンは分離壁がなければ車で20分くらいの距離です。ワーエルさんの工場は協同組合等ではありませんが、いい仕事で地元に雇用を生み出しています。

仕事に誠実であること、小さな工場を自分の才覚で大きくしたこと、品質の良さが認められて海外にも販売していること、地元に雇用を生んでいること。アーモンド工場の方が規模は大きいですが、石けん工場のマジュタバさんとちょっと似ている、と思いました。アーモンドもとても美味しかったです! 有機認定はありませんが、農薬不使用のアーモンドも扱っているそうです。

ところで、工場に私たちを送り迎えしてくれた運転手のイブラヒームさん。日本人を乗せて運転ということで、大興奮! 家族・親族にwhatsApp(ラインのようなアプリで世界的に普及)で電話をかけまくり。電話は車に固定しているとはいえ、スマホの画面(動画)を見ながら大興奮で喋りながらの運転なので、ちょっとハラハラしました

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投稿日:2018年06月09日(土)
この記事のURL:http://www.paleoli.org/?eid=267